内部解体(改修工事)
学校や病院、市役所、体育館など、多くの人が利用する施設は、安全性や快適性を維持することが何より重要です。改修工事では、外壁や屋根の補修、耐震補強、バリアフリー化、設備の更新などを行い、利用者が安心して使える環境を整えます。公共施設の改修工事は、地域の暮らしを支え、次世代により良い環境を残すために欠かせない大切な取り組みです。

鉄筋コンクリート(RC)解体
鉄筋とコンクリートでできた建物を安全かつ計画的に取り壊す工事のことで、マンションやビル、工場などの丈夫な構造物を対象となります。専用の重機や工具を用いてコンクリートを破砕し、鉄筋を取り出して分別・搬出します。作業には高度な技術と経験が求められ、安全管理や騒音・粉塵対策も重要です。
RC解体は、建物を新たに再生するための第一歩であり、効率的かつ丁寧に作業を行うことで、街づくりや土地活用に貢献します。

鉄骨建物解体
オフィスビルや工場、商業施設などの頑丈な鉄骨構造を対象とし、クレーンや重機を駆使して骨組みを切断・撤去し、効率よく作業を進めます。専門的な技術と経験が不可欠で、現場では安全管理を徹底し、周囲の建物や人への影響を最小限にするために、騒音・振動・粉塵への対策が行われます。解体によって発生する鉄材はリサイクル資源として再利用されることが多く、環境に配慮した施工が求められます。

木造住宅解体
木材を主な構造材として建てられた住宅を取り壊す工事のことで、比較的一般的な解体工事で、戸建て住宅や小規模な建物を対象とします。木造は他の構造に比べると比較的壊しやすいですが、周囲への安全対策や近隣への騒音・埃対策は欠かせません。
木造住宅解体は、新たな住まいや土地活用のスタートとなる工事であり、丁寧かつ計画的に進めることで、次の暮らしや街づくりへとつながっていきます。

アスベスト除去
過去に建材として使用されていたアスベスト(石綿)を安全に取り除く作業を行います。アスベストは耐火性や断熱性に優れているため広く利用されていましたが、飛散すると健康被害を引き起こす危険性があるため、現在は使用が禁止されています。アスベスト除去は、高度な知識と技術を必要とし、厳しい安全管理のもとで行います。建物を安心して解体・改修するための重要な工程であり、人々の健康と環境を守るために欠かせない役割を担っています。

ダイオキシン類対策工事
焼却施設や工場などで発生する可能性のある有害物質「ダイオキシン類」を安全に処理し、環境や人の健康を守るために行う工事です。ダイオキシン類は微量でも人体に悪影響を及ぼす恐れがあるため、厳しい基準に基づいた管理と施工が求められます。工事では、施設内部の清掃や汚染部分の除去、専用の装置を用いた処理を行い、粉じんや有害物質の飛散を防ぐための徹底した安全対策を行います。また、作業員は防護服や専用マスクを着用し、健康管理にも細心の注意を払います。